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コラム

クリニックや薬局等の医療機関設計で気を付けるべきポイント

クリニックや薬局等の医療機関設計のチェックポイント

クリニックや薬局等の医療機関設計には、一般住居等の設計とは異なる独特の注意点(チェックポイント)が存在します。
一度出来上がってしまうとなかなか修正が難しい部分ですので、問題がないことをしっかりと確認したうえで進めていくことが肝要です。
今回は、設計段階においてチェックすべきポイントについて解説いたします。

この記事のポイント

医療機関の設計に関するポイントについて、
関連法規や導入医療機器、診療報酬等の観点からご説明します。

設計上の注意点① 法律から見るチェックポイント

法律から見るチェックポイント

無床のクリニックの場合、そこまで厳しい規制はありませんが、遵守すべき法令は様々ございます。(例:建築基準法、消防法、医療法等)
具体的な例を申し上げますと、「診察室は9.9㎡以上推奨」「診察室に隣接する形で給水設備(≒手指洗浄設備)の設置を推奨」等が挙げられます。また、レントゲン室や処置室等にもそれぞれ基準やルールがございますのでご留意ください。
さらに、有床のクリニックや調剤薬局の場合、もう少し細かな条件がございます。いずれの場合においても、大まかな設計図案ができたタイミングで管轄の保健所へ一度相談にいくことをお勧めいたします。

設計上の注意点②  導入医療機器から見るチェックポイント

導入医療機器から見るチェックポイント

導入予定の医療機器の設置要領を確認することも、医療機関設計において重要かつ特異なポイントです。
特にCTやMRI等の大型医療機器を設置する予定の場合は、入念な確認が肝要となります。

確認すべきポイントとしては、医療機器ごとに必要な電気容量や重量(耐荷重)、必要LANポート数等が挙げられます。
近年では電子カルテの普及に伴い、検査機器をLAN接続し、データを一元管理するケースが増えたため、コンセントやLAN等の通称「弱電設備」は多めに設計することをお勧めいたします。

設計上の注意点③ 診療報酬から見るチェックポイント

診療報酬上の条件(施設基準)も確認すべきポイントです。
ご自身の専門診療科を照らし合わせ、算定を検討されている診療報酬の要件を満たす形になっているかをしっかりと確認しましょう。

診療報酬に関係する建築条件の一例

診療報酬に関係する建築条件の一例

*注意*
診療所での算定を想定して、2024年8月現在の建築条件を一例として記載しております。
算定を計画される際は、管轄の厚生局等に最新の情報の確認をお願いいたします。

どこに相談する?

医療機関の設計実績がある業者へご相談

設計事務所や内装工務店にご相談いただき、話を進めていく流れとなります。
なかでも、医療機関の設計実績がある業者へご相談いただくと、過不足なく進めていけるでしょう。

クリニックの開業で失敗しないブレーンの選び方

医療機器の設置要領に関しては、導入予定の医療機器を一種類ずつ全てご確認いただくことは大変お手間になるため、メーカーよりもディーラーへご相談いただくとスムーズかと存じます。

クリニックや薬局等の医療機関設計に関するお困りごともお気軽にご相談ください

医療機関設計は竣工後に取り返しがつきにくい分野となります。
「導入した医療機器が設置できない!」、「診療報酬上の基準を満たしていなかった!」等のトラブルを生まないためにも、一つ一つ丁寧に条件を確認していくことが肝要です。

当社は医薬品だけでなく、医療機器等も取り扱う医療総合商社です。
医療機器の設置要領のご案内だけでなく、豊富な実績の裏付けがある使い勝手の良い、適切なレイアウト図案のご提案も可能です。ご用命がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

クリニック開業支援のことはティーエスアルフレッサへ

500件以上のクリニック開業支援実績を活かし、クリニックの開業から経営までサポートいたします。

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